果樹農家|長野県南佐久郡佐久穂町

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苗木の緑木接ぎ。

2024年7月7日 | Admin
苗木の緑枝接ぎをしていきます。 この時期に接ぐということは、2年養成の苗木になります。 この春の 初期管理で穂木が枯れてしまった物に接いでいきます。 春にバタバタしてると 枯らしちゃいます。 それでも 台木は、大丈夫なので台木の頂芽から新梢が伸びてきてくれます。 そこに目的品種の新梢の緑枝を使って接いでいきます。 こんなこと なかなかやらない 面倒くさい作業だから でもね 技量維持のためにも やった方が良い。 毎年やっていると 2年養成の苗木の素晴らしさを 知っているから。 1年で根が伸びるわけじゃなくて 2年分の根の伸長は、素晴らしいことなんです。

この品種だけうまくいかなかったな。 でも 新梢が伸びてきてくれているので 接いでいきます。

台木の新梢の適当な所でカットして刃物で半割りにして、穂木の新梢のひと芽をカットして 元側をくさび形に削って。

それを台木に差し込みます。

柔らかい接ぎ木テープのメデールテープをぐるぐる巻きにして被ってしまいます。 完全被覆ですが 接ぎが上手く行って 芽が伸びてくると その芽の力で被ったテープを突き破ってきます。そうなってくださいなと祈るばかり。

他の品種は、すべて 上手くいっています。

野菜感覚で苗木も育てる時代かな。